光回線とプロバイダの違い

著者:梅本清志

光回線とプロバイダって何が違うのだろうか?!そう思ってる方は少なくはないと思います。毎月、インターネット料金が請求されて、光回線とプロバイダから別々に支払いをしないといけない。

なぜ?!別々に支払いをしないといけないのか。同じインターネット利用料金なのに別々に支払うことに疑問を持ってる方々も少なくはないでしょう。ここで疑問を解決しましょう。

プロバイダの役割とは

インターネットサービスプロバイダー(ISP)の主な役割は、インターネットに接続されたユーザーにインターネットアクセスを提供することです。ただし、ISPは、以下のようなさまざまな役割も担っています。

インターネットアクセスの提供:ISPは、ユーザーがインターネットに接続するために必要な設備やネットワークを提供します。ISPは、有線または無線で接続されたネットワークを通じて、ユーザーにインターネットへのアクセスを提供します。

メールやウェブサイトのホスティング:ISPは、ユーザーがメールやウェブサイトなどの情報をホストするために必要なサーバーを提供することがあります。

セキュリティー対策:ISPは、ユーザーのセキュリティーを保護するために、ファイアウォールやスパムフィルターなどのセキュリティー対策を提供することがあります。

インターネット利用の制限:ISPは、ユーザーがインターネットを使用する際の一定の規制を行うことがあります。たとえば、ISPは、一部のWebサイトにアクセスできないようにすることがあります。

法律遵守:ISPは、法律や規制に従うことが求められます。ISPは、違法な活動を行うユーザーを監視し、通報することがあります。

カスタマーサポート:ISPは、ユーザーが問題を報告した場合に、適切な対処を行うことが期待されます。ISPは、カスタマーサポートを提供し、ユーザーの問題を解決するための技術的な支援を行うことがあります。

プロバイダの例

●OCN

●So-net

●BIGLOBE

●nifty

●DTI

●excite

こんな業者を見た事聞いた事ありませんか?! OCNはNTTコミュニケーションズのプロバイダです。どこかで聞いた事はないですか?! So-netはソニーネットワークコミュニケーションズのプロバイダです。

プロバイダはインターネットへの接続の他に、メールアドレスの付与やセキュリティ対策などいろいろと私達にサービスを展開してくれています。そうそう。今あなたが使ってるメールアドレスはプロバイダから付与されたものではないですか?!

詳しくはこちらプロバイダーとは

光回線の役割とは

光回線は、高速で安定したインターネット接続を提供するために用いられる、光ファイバーケーブルを用いた通信インフラストラクチャーです。光回線の主な役割は以下のとおりです。

高速なインターネット接続の提供:光回線は、光ファイバーケーブルを使用するため、従来のADSLやCATV回線と比較して高速なインターネット接続を提供します。光回線の速度は、100Mbps、1Gbps、10Gbpsなどの高速な通信速度があります。

安定したインターネット接続の提供:光ファイバーケーブルは、電気信号ではなく光信号を伝達するため、電波干渉や電力の影響を受けにくく、より安定したインターネット接続を提供します。

大容量データの高速転送:光回線は、高速で大容量のデータを転送することができます。これは、ビジネスやオンラインゲーム、高品質なストリーミング映像や音声などのアプリケーションにおいて重要な役割を果たします。

高品質な音声通信:光回線は、音声通信にも使用されます。高速で信頼性の高い光ファイバーケーブルを用いることで、高品質な音声通信を実現することができます。

その他の役割:光回線は、防災や医療、交通などの分野でも使用されます。たとえば、防災分野では、災害時に遠隔地からの情報伝達や救援活動に役立ちます。

医療分野では、医療情報の共有や医療機器の遠隔操作に使用されることがあります。また、交通分野では、道路交通情報の配信や自動運転車のための通信インフラストラクチャーとして使用されることが期待されています。

光回線の例

●NTT東日本フレッツ光

●NTT西日本フレッツ光

●KDDI auひかり

●NTTドコモ ドコモ光

●SoftBank ソフトバンク光

●楽天 楽天ひかり

●So-net NURO光

多くの方が利用してるフレッツ光は有名ですね。NTT東日本とNTT西日本から提供されています。それぞれ日本を真ん中で分断して会社が分かれています。他にはKDDIのauひかりも有名です。auひかりは関西をはじめ一部の地域で利用が出来ません。

数年前から光コラボレーションの普及で、多くの光回線業者が増えました。あなたも利用しているはずですよね。

光回線とプロバイダを両方契約してインターネットが出来る

ここまで説明してきた光回線とプロバイダですけど、両方じゃなくどちらか一方と契約してインターネットをしようとしていたあなた。それではインターネットが出来ませんよという説明をしたいと思います。

両方と契約?!そんなの面倒じゃんって思ってる方もいると思います。しかし、それが現実なんです。どちらかと契約してもインターネットは出来ません。

じゃ携帯電話やモバイルって一つの契約でインターネットが出来てるのになぜ?!って思うでしょう。実は、一つの契約で2つの役割をもつ契約をしていただけです。回線とプロバイダは常に一体として契約をしなければインターネットは出来ないという事です。

最近では、光回線とプロバイダが一体になった契約をする光コラボレーションなどが流行っています。こちらの契約なら1つの契約で2つの役割を持つ契約になるので面倒じゃないですね。

適当に選んじゃ駄目な理由

インターネット出来るならどこでも一緒と考えてる方が多いようです。それはとても危険なことなのです。例えば、遅くてインターネットをするのが嫌になるとか。高くて毎月の支払いが辛いってことも。

適当に選んでしまうと取り返しのつかない事になってしまいます。一度契約をしてしまうと2年間は他社へ乗り換えが出来なくなることも。それは違約金が発生してしまうからです。

毎月の支払い料金が高いまま2年間を過ごすのは嫌ですよね。通信回線が遅いまま2年間も耐えられますか?! もし途中で解約してしまえば高額な違約金まで請求されてダブルパンチでダメージが襲ってきます。

そうならないためにもしっかりと選んで選択をしましょう。

失敗しない光回線とプロバイダの選び方

プロバイダにしても光回線にしても選び方があります。料金が他社よりも高いところだったり、通信速度が他社よりも遅い場合があります。ここでは他社と比較して自分に最も適した光回線とプロバイダを選んでください。

エリア内のサービスか

プロバイダーでも、光回線でも提供されているエリアがあります。そのエリア内に自分が住んでいる地域があるかを確かめることから始めましょう。

例えば、フレッツ光は全国対応してるので、どこの地域でも利用が可能ですが、auひかりは関西などまだ利用が出来ないエリア外の地域もあります。そんな感じで、せっかく選んだのにエリア外では申し込みが出来ませんので確認が必要です。

通信速度は速いか

せっかく選んだ光回線が遅くて失敗したってことにならないように、準備と調査をしておく必要があります。例えば、フレッツ光は夜間など遅い地域を対象にv6プラスなどのサービスを提供しています。

また、首都圏を中心に10Gbpsなど超高速インターネットが楽しめるプランを用意されてる場合もありますので、その辺も踏まえて選ぶ必要があります。

月額料金は最適か

月額料金が高いと毎月の支払いが苦痛になり失敗したと思いがちです。そうならないためにも相場や他社の調査も必要です。全体的な料金の相場がわかれば失敗することなく選択が可能となります。

例えば、月額利用料金だけじゃなく、オプション料金などインターネット契約に関わるすべての料金を把握しておくと後々便利です。例として違約金とか設定サポートの料金とか。

詳しくはこちらプロバイダーの選び方

まとめ

光回線とプロバイダの違いは「役割」が違うという事です。それぞれインターネットをするためには役割分担されてるという事なのです。

プロバイダはインターネットの接続という役割。光回線は、インターネットと私達をつなぐ回線の役割です。

選ぶ際にも適当に選ぶと後々失敗することになり取り返しのつかないことになり危険です。これからは適当に選ぶことをやめてしっかりと調査をして選ぶことをして下さい。

詳しくはこちらプロバイダー変更TOPに戻る