著者:プロバイダー変更アドバイザー、梅本清志

インターネットとデジタルの違いについて

インターネットとデジタルは、よく似た文脈で使われることが多いですが、それぞれ異なる概念です。

インターネットとは、世界中のコンピュータやデバイスを接続する巨大なネットワークです。

インターネットを利用することで、ユーザーはウェブサイトの閲覧やメールの送受信、動画の視聴、ソーシャルメディアでの交流が可能になります。

例えば、インターネットを使って友達にメッセージを送ることや、映画をストリーミングするのはインターネットの利用例です。

これに対して「デジタル」は、情報を0と1の二進法で表現する技術全般を指します。

コンピュータ、スマートフォン、タブレット、さらにはデジタルカメラやデジタル時計も、すべてデジタル技術を使用しています。

つまり、デジタル技術は、インターネットの中で動作する技術の根幹をなしており、インターネット自体もデジタル技術の一例と言えます。

インターネットは接続の概念であり、デジタルは情報の処理や保存に関する技術です。

例えば、あなたがコンピュータ上でデジタル画像を作成した場合、それは「デジタル技術」を利用したものですが、その画像を友人に送るためには「インターネット」を使用します。

インターネットはデジタル技術がなければ機能しませんが、デジタル技術はインターネットがなくても存在し得ます。

デジタル技術は、インターネットの外でも、例えばデジタル音楽プレイヤーやゲーム機など、様々な形で使用されています。

また、デジタル技術は情報を効率的に処理・保存するためのものであるのに対し、インターネットはその情報を他者と共有したり、アクセスしたりするためのものです。

インターネットがなければ、今日のようなグローバルなコミュニケーションやデータの共有は非常に困難です。

しかし、デジタル技術がなければ、そもそもインターネット上の情報は存在しません。このように、インターネットとデジタルは互いに補完し合う関係にありますが、それぞれの役割は異なるのです。

まとめ

インターネットとは、世界中のコンピュータやデバイスをつなげる巨大なネットワークであり、ユーザーが情報を共有し、アクセスするための手段を提供します。

これに対してデジタルは、情報を0と1の二進法で処理する技術そのものを指します。

たとえば、私たちがウェブサイトを閲覧したり、メールを送ったりする際に使うインターネットは、デジタル技術の一部を利用していますが、デジタル技術はインターネットを必要とせず、パソコンの中での画像編集やデジタルカメラの撮影など、インターネットを介さない活動でも使用されています。

簡単に言うと、インターネットは接続と共有を目的とした仕組みであり、デジタルはその情報を扱うための技術です。

インターネットがなければデジタル技術は個々のデバイスに閉じた形でしか使えませんが、デジタル技術がなければインターネット上に存在するコンテンツやサービス自体が成り立たないという関係性があります。

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